2003年3月22日(土)
  北柏リハビリテーション病院
誕生会 春を呼ぶミニライブ
 Photos集



長寿福重館機関誌
「元気が湧く館」に掲載
■初めての単独でのライブ。しかも聴く人達が車いすで様々なハンディーを背負い毎日のリハビリで少しずつ機能を回復させようと懸命に頑張っている。■少しでも楽しんでもらえたらという思いだが,不安だった。静かに私を見る目に応えなければならない。
■「さらば青春」からスタートした。一人一人の目を見ながら歌った。看護婦さんも心配そうに回りで見ていた。卒業ライブで歌った「乾杯」 戦争反対の思いを「ケサラケサラ」  「たんぽぽ」
だんだんと患者さんが明るい顔になっていく。一緒に口ずさもうとする。
不自由な手で手拍子をしてくれている。涙を流している人もいた。足でリズムを取っている人もいた。詞の中身をしっかり受け止めて聴いてくれている。
■最後に「君と君と君と」をバック伴奏をいれて歌った。大きな拍手で終了。
看護婦さんが喜んでくれた。「今まで声があまりでなかった患者さんが大きな声で反応しているのを見てびっくりしました。」私の歌が少しは役に立った。それがうれしい。すれ違う人がみんな頭を下げて「いい歌ありがとう」と挨拶してくれる。
 その中にプロのミュージシャンとして頑張っていた患者さんもいた。その人も褒めてくれた。ボランティアでのライブこれは私ができるボランティアとしてこれからもやってみよう。そんな気持ちになりました。

長寿福重館機関誌「元気が湧く館」に掲載記事より

 
三月のお誕生会は「春を喚ぶミニライブ」フォークソングです。今回ボランティア演奏して下さったのは菊池亮さん。誕生日を迎えられた患者様のご家族の方です。一曲目は誕生日を迎えられた三名の方のために「乾杯」を唄って下さいました。「この曲知っている」と嬉しそうな方や,胸一杯になり涙を流す方,皆様様々な思いを胸にギターの優しい響きと歌声に酔いしれていらっしゃいました。最後に応援歌として「生きて生きて生きて」を唄って下さいました。皆様は一緒に唄ったり,体でリズムをとりながら,勇気をもらったように「生きて生きて生きて」と大きな声で唄われました。
 春には少し肌寒い日でしたが,菊池さんの優しさで心がポカポカになりました。まさに心に春を呼んだ暖かい誕生会となりました。