ナイトウオークに参加して

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 菊池　　亮

　大利根根橋を渡り始めた。ゴール目前に，ゆったりと流れる利根川を見て，充実感でいっぱいだった。歩きながら，山口さんがお祝いの冷たい水を差しだしてくれた。本当に，「美味しかった」，自分の足でどれくらい歩けるのだろう。
　老いていく父，（八十四歳）が，と゛んと゛ん歩けなくなっていく。それを目の当たりにして，人間が歩けると言うことの貴重さを，改めて認識させられていた。やはり日頃から歩くことを自覚的にやらねばと思っていた。
そんなとき，とんでもないことを実行している人達がいることを知った。途中でダウンしてもよいから，五十歳になった記念に試してみようと思った。佐藤会長が試しに松戸から歩こうと誘ってくれた。新しい靴を買って勇んで松戸駅に。かなりきつかった。でも何とかついて行けた。利根川を渡ったのは午前一時を過ぎていた。男二人，深夜橋の下で握手した，そして，ナイトウォークの申込書を渡した。一人ではなかなか大変なハードルも，みんなでやれば越えられる。そのためにもこれからガンバロウと思った。皆さん，ありがとう御座いました。