【その歴史】

1980年(昭和55年)10月26日(日曜日)東京都足立区立第一中学校2年B組の教室に真新しいドラムセットが運び込まれた。(学級通信 雑草より 

 今1999年では考えられない事だが 11月1日の文化祭に向けて各クラスの取り組みが始まっていた。まだ20代の私はすべてが学校の生活だった。
毎日,発行した学級通信「雑草」に当時の生き生きした活動ぶりが描かれている。

●ドラムを持ち込んだのが特別練習日の26(日曜日)「一度はたたいてみたかったんだ」と女子が積極的 ●ドラムの基本は足にあるこのリズムをしっかり刻めることが第一歩●さすが若い教えたらすぐできるようになりそうな人が多数●そんなの簡単だよと頼もしいことを言う高松君。しかしそうは問屋がおろさない●昨日の練習でとうとう山野井さんの右手の8部音符を刻むシンバルが入り両手両足を使っての一人前の女性ドラマーが誕生した。●ドラムは男がやるものと考えている人古いよ!!多くの活発なドラムをやっている女性を先生は知っています。男だから女だからと言って可能性を縮めていくことは愚かなことだね。●もちろん男子も大いにやってほしいな                   学級通信「雑草」1980年10月28日号より

 給料をはたいてドラムセットを買ってしまった。そして生徒に教えるためにドラム教室に通い始める。猪俣孟のドラム教室。合宿まで参加して猪俣孟のドラムを目の当たりに見た。手足が全部違ったリズムを刻む,電車が発車して止まるまでそこにリズムがある゜そんな猪俣孟の話に感動した。

1981年(昭和56年)
昭和56年度4月ギター&ドラムクラブ発足 

10月 足立区教職員組合青年部主催の「仲間祭り」に参加した菊池 山本 一郎が意気投合 歌声バンドの結成 新採用の音楽教師 田原千恵子も加わりスタートした。
 歌を主体に聴かせるバンドでなくみんなを歌わせるバンド,そして教育実践から逃避するのではなく教育実践の一環としてのバンド活動を目指した。   

11月22日(日)なんと足立十二中学校の音楽室で初練習 山本一郎夫婦(奥さんが十二中の音楽教師だった)+子供 菊池 田原が参加      何か因縁があったのだ 私が今足立十二中の教師をやっているのだ 


そして,それが教職員バンド「バーズ」の活動につながっていった。
それと平行してギター&ドラムクラブが活動始めた。バーズで歌う歌を中学生が歌いそしてその時々のポピュラー曲のコピーをして文化祭に発表していった。  

 約20年前の教育を振り返りながら,今現在の活動につなげていきます。徐々に完成させたいと思います。


足立区立第十二中学校のG&D